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『今日の一枚』  UTMBの本当の怖さは・・・

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【本日のテーマ】
『UTMB(その4)〜SAINT-GERVAISまで』

本降りになった雨の中、ついにUTMB2014は、その長丁場をスタートしました。
スタートゲートを抜けると、すぐに右に曲がり、狭い商店の連なる繁華街の道を走ります。
もちろん沿道には数多くのギャラリー。
シャモニーの街はこの通りにしか繁華街はありませんから、多くのギャラリーが集まります。

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それにしても雨は本降り。
雲の流れは速いので、そのうち上がってくる予報にはなっていますが、それはあくまで下界の話。
これから山間部にはいると、どんな風に天気が変化していくのか、予想もつきません。
ですが、気温は幸いさほど寒くないとのアナウンスがありました。
とにかく底知れない寒さだけは回避しないと命に関わりますので、それは幸いだったかも知れません。

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しばらく走るとすぐに繁華街は抜け、人通りもまばらになります。
要するにシャモニーは一部の観光地というか、繁華街をのぞいて、すごくのどかな田舎町なのです。
私はというと、心地よいペースで全体の流れに自然に乗って走ります。
周囲の選手も、これからの長丁場を想定してか、比較的ペースはのんびりしていて、ガツガツした感じはありません。
それは終始そうでした。
言葉は悪いですが、UTMFでは、渋滞箇所もあるためか、人を押しのけるランナーもずいぶんと見受けられました。
46時間を考えると、それはあまり意味のないことで・・・。
この大会は、確かに皆黙々と走ってはいますが、何だか妙な連帯感があり、助け合って一緒に走り切ることが楽しいという、共通の価値観の元、走っているように感じられました。

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しばらく街を抜け、ロードを走ると、右の林道に入ります。
林道はさほどゴロゴロしていないので、走りにくいことはありません。
ですが所々、思ったより傾斜があって息が切れそうな所もあったので、そこは無理せずに序盤でも歩きました。
とにかく今日の目標のひとつは、「心拍数を上げない」こと。
何かの本で読んだのですが、イーブンペースは、スピードのイーブンではなく、心拍数のイーブンを心がけると良いとありました。
長距離のトレランは、心拍数の上がるところをがんばりすぎると、その反動で半端内落ち込みがきますから、登りでの心拍数には、こうして注意を払いました。

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林道を抜け、大きな橋を横切り、しばらく応援の方の大きな声援に励まされてロードを走ると、最初の給水ポイントである、LES HAUCHES(7.9km地点)に到着です。
通過時間は52:06(18時22分6秒)
給水ポイントでは水以外にも、スポーツドリンクとコーラがありました。
私は基本コーラで喉の渇きを癒し、水で口の甘さを取りながら水分補給を心がけました。
スポーツドリンクは現地の物なので、口に合わない可能性がありましたが、やはりまずかったです。

さあ、給水所を抜けてしばらくは平坦地が1kmほどありますが、今度は左に折れ、ロードの登りをクネクネと登ります。
その峠の途中で施設エイドがあり、日本の方がサービスしてくれました。
日本人にはおにぎりがあったとあとで聞きましたが、私は遅かったのか、いただけませんでした。

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しばらくすると、そのうち舗装が終わり、林道の登りが始まります。
さほど大した登りではないと聞いていましたが、どうしてどうして。
走って上がる人は皆無でした。
みんなこのあたり(2000番目あたり)の方は、完走に向けて慎重なんだなあと、逆にしたたかさすら感じました。

雨は相変わらず降ったりやんだり。
しかし困ったことに、徐々に標高が上がっていくにつれ、下がドロドロになってきました。
そう、粘土質に変わってきたのです。
けっこう滑るし、ぐちょぐちょと足を取られる。
想像以上に悩ましい。
それでも山頂まで登り切れば、少しは楽になるでしょう。

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ところがそれは甘い考えでした。
ようやく傾斜が楽になってきたなあ・・・下っているなあというのを実感したら、逆に困ったことが起こったのです。
「強烈なスリップ」です。
粘土質は、深いところについては、まるでアイススケートのように、ネチョーっとそれに乗れば流れます。
おまけに下にはかなり下草が生えていますので、
とにかく下りは走りにくいのですが、ツルンと滑らないように気をつけて走りました。
ほとんどの方が、尻もちをついて、ぐちょぐちょになっているようでした。

下っているうちに、日が落ちてきました。
山小屋の軒先で、荷物を降ろし、ヘッドライトを装着しました。
そしてバックパックを再び背負おうとすると、左肩と背中に擦り傷っぽい痛みが・・・。
たぶんハイドレの吸引の接続部分が、背中に当たっていたようです。
いだだだだだ・・・。

我慢しながら、長かったトレイルが抜け、ちょっとした街中に降りようとするのですが、意外とどこまで行っても降りられないものです。
すぐそこで声が聞こえるのに、第1関門のゲートはなかなか見あたりません。
ようやくテントが見え、第1関門となるSAINT-GERVAIS(21.0km地点:制限23:30)。
私はそこで、30分は時間的な余裕がほしかったのですが、到着したのは3:39:31(21時9分31秒)ほどで、時間の貯金は少ないです。
やはり時間設定はかなりきついですねえ。。。、

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途中、足元が悪かっただけでなく濃霧が発生し、一時足元すら見えなくなる時間帯がありました。
ヘッドライトなど、ほとんど効かない時間帯がありました。
エイドでは、しっかり補給をしました。
エイドは確かに充実していますよ。
飲み物はもちろん、食べ物も。
多くの方がチーズやサラミは無理だのことですが、私は何でも比較的食べましたでしょうか。
ただ時間がないので、5分程度のレストでリスタート。
関門まであとおよそ15分ほどになり、気合いを入れ直してリスタートです。
次のLES CONTAMINESまではおよそ10km。
時間としては余裕がある方ではない。
とにかく先を急ぐことにしました。


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今日の格言

『すでにグチョグチョ』

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frank


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